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親子留学のススメ

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外国語を習得するために必要とされる時間の絶対量は、2000時間といわれています。
1日30分ずつ英語を学習すれば10年間で習得できるはずですが、中学・高校・大学の10年間で英語を学習してきた方にはそうとも言い切れない実感がありませんか?
そうなのです。
絶対的時間量の他に、タイミングや質もとても大切なのです。

語学習得の観点から、年齢は三区に分けることができます。

1.生まれてから9歳までが「母国語入れ替え可能時期」
この時期は、無意識に言葉を習得できる一方で、環境が変化すると、それまでに習得した言語が新たに習得する言語に上書きされてしまう。
子供が、数カ月で、あっという間に、その国の言葉を覚えてしまうというのは、この時期ならではの現象。

2.10歳から12歳までが「母国語形成時期」
この時期に言語が脳に定着。

3.13歳以上が「母国語入れ替え不可能時期」
意識的に言語を学ばないと習得できない。

つまり、遅くとも12歳までに英語環境に触れることによってバイリンガルになれる可能性が高くなるということなのです。
これは一般的にいわれている「10歳の壁」ともだいたい一致していますね。
ですから、小さな頃から質のよい英語に触れることによって英語習得は中学以降に始めるよりもずっと容易になるのです。

例えば、1年間の親子留学。
オランダの一般的な学校は9月〜7月が学期となりますので、実質10ヶ月と考えていきます。
学校が8:30〜15:30までとすると、少なくとも1日7時間学校で英語に触れることになります。
7時間 ✕ 20日(1ヶ月) ✕ 10ヶ月 =1400時間
1年間インターナショナルスクールに通うだけで、これだけの生の英語に触れることができるのです。

しかも大抵はアフタースクールのアクティビティや習い事に参加することが多いので、平日だけでもプラス数時間。
週末もお誕生会やプレイデートに誘われることが度々あるので、さらに英語に触れることが増えることでしょう。
積極的に外へ出て活動することでさらに生の英語に触れる機会も増えます。
オランダの子どもたちはよく公園でサッカーをしていて、
「Can I play?」
と話しかけると、大抵の場合は入れてくれます。
自分でボールを持っていって遊んでいると、「入れてくれる?」と話しかけられることもしばしばです。
とても安全でフレンドリーな環境のオランダではごくごく普通の光景です。

もちろん英語の習得も大切ですが、英語はコミュニケーションのツールの手段の一つでしかないということを忘れてはいけません。
英語の学習だけであれば、国内でも可能です。
では、なぜ留学をするのか。
それは生活の中で日常の場で実践的に英語を使っていくこと。
また、多文化に触れ、違いを感じ、それでも共存していくということを、経験を通して学んでゆくことにあるのではないでしょうか。
まだ固定観念にとらわれない子どもの時に海外へ出るからこそ得られるものがあるはずです。

例えば、バイリンガルであるということ。
日本では帰国子女や限られた職業のごく少数の人たちという認識だと思います。
けれど、ヨーロッパではバイリンガルに限らず、マルチリンガルは当たり前。
逆に一つの言葉しか話さない人は珍しいです。
そういう認識を持てるようになるだけでも、きっと違う世界が見えるようになるはずです。

そして、移住ではなく留学をおすすめする1番の理由。
それは同行するパパやママのキャリア形成です。
周囲の理解があれば1年間会社を休職して親子留学するのは可能だと思います。
子どもの世話をしながらなので、単独留学ほど成果は上がらないかもしれませんがキャリアアップも可能です。
一旦仕事を辞めて2年間留学したとしても、日本へ戻った時に前職に相当するような仕事に就けるケースが多いです。
しかし、3年以上キャリアが空いてしまうと、思ったような仕事を見つけるのは非常に難しいようです。

では、留学でキャリアアップしてヨーロッパで就職を考えるというのはどうでしょうか。
それもおすすめできません。
日本人にとってヨーロッパで仕事を見つけることは非常に困難です。
マルチリンガルが普通にいる中で、日本人である強みをアピールして採用まで至るのはごくごく少数です。

起業も可能ですが、異国で起業して生計を立てられるほどにまでなるには並大抵のことではありません。
起業で成功するのは日本でも簡単ではないのですから、想像に難くないと思います。

教育移住といって家族で来ても、帰国を余儀なくされるケースが後を経ちません。
子どもの立場からしてみると、いきなり外国語の世界に飛び込まされ大変な思いをしたのに、また急に日本へ戻ることになり、その時には日本語も遅れてしまっているのです。
よかれと思ってしていることが子どもにそんな思いをさせているとしたら、、、
それはそれで貴重な経験にはちがいないとは思うのですが、家族を巻き込んで自ら大変な思いをしに行かなくてもよいのかもしれません。

また、専業主婦のお母様が同行され、お父様は日本でお仕事を続けられる場合。
キャリアには影響がないかもしれませんが、やはり長期で家族が離ればなれになるのは子どもの健やかな心身の成長のために少し影響があるかもしれません。
これは一時帰国やお父様が会いに来られることで軽減することは可能です。
ただし海外では、別居しているのは夫婦関係に問題が生じていると考えらます。
さすがに面と向かって言われることはありませんが、周りの人からの対応でなんとなく感じることがあります。
子どももそういう空気を敏感に感じ取っているはず。
家族が離れて暮らすのは子どもにとってただでさえ寂しいものですが、そういう意味でもあまりおすすめできません。

その点期間を区切った親子留学ですと、周りの理解も得られやすいですし、限られた留学期間を有効に使えるように努力しますので学習効果も上がりやすいです。
親にも子にもメリットの大きい親子留学。
その時に、そこでしかできないことをぜひ体験してみて下さい。
きっとかけがえのない経験となるはずです。

RIO INTERNATIONAL EDUCATIONでは、自身の経験を通して築いてきた独自のネットワークを使って、短期〜長期の親子留学の実現をお手伝いします!

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