それでは、英語を身につけるためにどの国に滞在したらよいでしょうか?
英語圏である、アメリカ合衆国、イギリス、カナダ、オーストラリアなどは最もメジャーな英語留学先です。
英語が公用語として使われている、シンガポール、マレーシア、マレーシア、マルタなども人気が高まっています。
英語圏ではありませんが、ヨーロッパ内は移動が容易な背景からマルチリンガルが当たり前。
共通語として流暢な英語を話す人が多いのが特徴です。
どの国、どの都市に滞在するかは、意外とたくさんの選択肢があります。
その中から、個人の希望や条件を取り込んで、うまく選定していくことが大切です。
まず、留学期間、予算、目的について考えてみましょう。
実際に書き出してみることでよりはっきりと自分の希望が見えてくるかもしれません。
・留学期間
どのくらいの期間、留学をしたいのか?できるのか?
留学期間によって、ビザを取得するか、しないでよいのか大きく変わってきます。
日本のパスポートでは、多くの国に90日までビザ無しで滞在することができます。
短期留学の場合はビザを取得する必要はないので、ハードル低く親子留学をすることが可能です。
6ヶ月以上の中〜長期滞在の場合はビザが必要となります。
どのビザをどのように取得するかはケースによって異なります。
・予算
同じ予算でも、滞在する国によって、滞在できる期間や生活スタイルなどが異なってきます。
国によって物価はかなり違うので、マネープランはとても大切です。
例えば、物価の高い北ヨーロッパは日本の2倍以上、安い東南アジアは日本の3分の1程度と言われています。
限られた予算を有効に使うためには、どこにお金を掛けるのか、どこは妥協できるのかの見極めも大切です。
家族でしっかりと話し合い、必要であれば説得することも大切です。
・目的
親子留学の場合、お子さまは現地校やインターナショナルスクールに通われることになります。
でも、お母様がサポートに専念できるのか、就学・就業されるのかでは、親子留学の内容は大きく変わってきます。
日本から外国に引っ越して生活に慣れてくるまで、大抵の方は1〜3ヶ月ほどかかります。
うまくスタートを切ることができれば、その後の生活はうんと楽になり、留学の成果も大きく上がることでしょう。
考えたくもないですが、その逆のケースもあります。
慣れない土地で生活に慣れるだけでも一苦労なのに、あれもこれもしようとしてすべてが中途半端で挫折してしまうということもあります。
お母様はサポートを中心に親子留学をされるのか、ご自身のキャリアアップを目指してフルタイムで活動していくのか、もしくは、その中間で上手くバランスを取っていくのか。
また、お子さまやご自身のキャラクターが大きく関係してくることでしょう。
海外生活では子どもだけで留守番をさせることができなかったり、日本とはちがう気候や食べ物で体調を壊したりとお子さまのサポートに時間やエネルギーが必要となることがよくあります。
とても大切なことなので、いま一度じっくり考えてみてください。